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悲しいときは悲しむ
悲しい気持ちをどうにかしようと思うと、悲しみはますます膨らむような気がします。
「悲しいときは、悲しむ」というふうに
シンプルに、自分の思いを表現してあげることが、
「自分」と仲よくやっていく方法なのだと思います。
もちろん、誰かにそれを受け止めてもらったり、
理解してもらうことは叶わないことがたくさんあって、
それがもとでけんかになったりしますよね。
「なんでそんなこと悲しむの」と言われて、
はっと我に返って力が抜けることもあるけれど、
わかってくれない相手にがっかりしたり、腹のたつときがあったりするように、
わたしたちは、自分の思いはそのまんま、受け取ってほしいと思うものなのかもしれません。
他の誰かには、他の誰かの思いがあるから、
せめて自分だけは、自分の気持ちに寄り添ってあげたいなと思うのです。
「こんなことで泣いてたらダメだ」とか、
『こんなことで腹を立てる小さな自分」とか、
自分のことを判断したり裁いたりせずに、そのまんまの気持ちを認めてあげませんか。
子どもの頃、
どんなに泣き虫で、おこりんぼうで、わがままで、だらしなくて、のろまで、
みんなからいじめられていても、
「あなたのこと大好きだよ」
とお母さんにだけは言ってほしかったように。
もう大人になってしまった今、
あなたの魂が一番に求めている理解者は、あなた自身なのですから。