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ひかりのガーデン

ひかりの家族のWeb Magazine

ふたりのマリアに出会う旅

日本の神社をめぐっていたら、マグダラのマリアが急に気になるようになりました。
日本の最高神は天照大神、女神といわれています。
他にも瀬織津姫(せおりつひめ)、速秋津比売(はやあきつひめ)など、名だけが知られている女神がたくさんいますが、マグダラのマリアも同じように、知られているけれど、知られていない、不思議な存在といえるのかもしれません。

バルセロナに一泊して、翌朝Barcelona City Tour バスでバルセロナを一巡したあと、
夕方の列車でモンセラット(モンセラート)へ。

バルセロナから列車と登山鉄道を乗り継いで1時間半で到着です。

マグダラのマリアが気になってなぜこの不思議な地形の修道院を訪れることになったのかは不明です。
どこにもマグダラのマリアとは書いていないし、公式のパンフレットには、
「黒いマリア像」とは記されていませんし、マグダラのマリアとも書かれていません。
「元から黒かったわけではない」とか、「黒くなった」と書かれています。

モンセラットは、2009年にCamino de Santiago de Compostela(カミーノ デ サンチアゴ)を歩いていたときに、バルセロナの友人から強く勧められた場所でしたが、当時は名前を聞いてそれっきりの場所だったのです。

たぶんそれ以前にも、バルセロナの友人たちからは「バルセロナに来たらモンセラートにいけ」と何度も言われていました。

その後縁あって、冠光寺流柔術(家元・保江邦夫先生)に入門することになり、そのルーツがモンセラート修道院で隠遁生活を送る修道士に伝わる荒行であったと知り、

たびたびわたしの前にその名を知らせるようになりました。

それでもわたしには「モンセラート」という場所はバラバラの記憶でしかなく、いつもの「思いつき」でこの場所にたどり着くまでそれらの記憶が重なりあうことはありませんでした。

「黒いマリア」と公式には認められていなくても、少なくともモンセラートはマリアをまつった場所であることは間違いありません。
聖堂前に掲示されたメッセージ

「聖母マリアを訪れるために」と書いてあります。

わたしが今までみてきた一般的な聖母マリアとは違う雰囲気。
顔や手が黒いだけでなくて、エキゾチックな顔立ちというか、見慣れたマリア様とは少し違う感じです。
マリア像スーベニア

でもなんだか縄文の女神さまを思い出させるような、力強いマリア様でした。

モンセラートの魅力はなんといってもその場所のパワー。
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戸隠のような、セドナのような。
この摩訶不思議な姿、ものすごく惹かれます。
山伏がいそうです。
実際にかつての修道士はここで荒行をしていて、それが愛魂道・冠光寺流柔術のルーツなのですが。

宿泊は聖堂前のホテルモニストロル デ モントセラトです。

ここで予約しました。→モンセラットのホテル ホテル アバト シスネロス

人ごみが苦手なので、バルセロナからの日帰り観光のお客様がお帰りになるころのんびり到着。

部屋からの眺め

19時には聖歌隊の出番があるというので、少し前に行きましたが、人はほとんどおらず。
19時頃宿泊している団体客がきて、聖歌隊が始まりました。
昼間は時間通りにきても入れないことがあると聞きましたが、夜はゆったりです。

聖歌隊(変換後)

ちなみに翌日のお昼の公演は学校の遠足の団体が入っていたこともあり、立ち見も含めてすごい人でした。
この夜はわりと小さい子どもたちが多くてこじんまりしたコーラスでした。

コーラスが終わって、ホテルに帰ってディナーです。
メニューは
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お腹いっぱいです。

翌日は朝7時から聖堂があきます。
せっかく目覚めたのでぶらぶらしました。
瞑想するのにとてもイイと言われる聖堂前。
貸し切りです。

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静かな時間をすごすことができました。

マリア像は8時から。
まだ朝のミサに出たあと、観光客が少ないうちにお別れをいいにいきました。
早朝はゆっくりと交流を楽しむ方が多いです。

ホテルに戻って朝食。
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豪華な朝食でした。

朝食後はチェックアウトして黒いマリア像がみつかった洞窟へ。
ケーブルカーにのってしばらく下り、そこからまた徒歩で上がります。
静かな祈りの場。

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なんでしょう、この素朴な信仰の形はなんだかなじみがあるというか。
山歩きをしていて奥宮に出会ったような不思議な親近感。

内部はとても立派なステンドグラスで飾られていました。

ゆっくりと午後の探索を楽しんでバルセロナに戻りました。

お約束のバルめぐりもして。

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スペインといえばCava、そしてワインというイメージですが、
今はビールがはやり。地ビールを扱うセルベセリアが人気です。

city tourで気になったサグラダファミリアやカサミラをもう一度見に行ってのんびりホテルに戻りました。

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バルセロナの宿は1泊目と同じくホテルエキスポ。

ここで予約しました。→エキスポ ホテル バルセロナ
駅にも近くておすすめ

今回の部屋はDSC01845(変換後)

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空港まで乗り換えなしのサンツ駅前なので早朝発の飛行機でも気楽です。
荷物は預かってもらっておいたので身軽にモンセラットの旅を楽しむことができました。



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